高良大社(久留米市御井町)で10月9日~11日、秋祭り「高良大社おくんち」が開かれる。10日・11日には、宝物館で「秋の特別公開」も行う。
久留米市にある高良大社で例大祭(高良山おくんち)の際に行われる、古式装束をまとった「百手式(ももてしき)」の奉納行事
筑後国一の宮として知られる同大社で、年間を通じて最も重要とされる祭り。祭神に1年間の加護を感謝し、今後の加護を祈る。江戸時代には、久留米藩主が代理の参拝者を遣わす慣例があったという。
もとは重陽の節句に当たる旧暦9月9日に行われ、「おくんち」の名は「御九日」に由来する。旧暦10月の秋の御神幸祭につながる祭りだったとも伝わり、新暦への移行後は、秋の季節に合わせて10月9日に行うようになった。
9日は10時30分から例大祭、10日は10時30分から崇敬会大祭を、それぞれ執り行う。祭りでは、神前に芸能などを奉納する「神賑行事」も行う。これまで、謡曲や神楽舞、古武道の演武、高良山獅子舞などが奉納されてきた。
高良山獅子舞は、赤と黒の2頭の獅子が登場し、重い獅子頭を使って動きを抑えながら厳かに舞う「神の舞」が特徴。明治初期に高良山同志会によって始められ、一時中断した後、1977(昭和52)年に地元有志によって再結成されたという。
同社の歴史的な建物や、所蔵する宝物・古文書の中には、国の重要文化財に指定されているものがある。今回の特別公開では、その一つである高良山最古の古文書を、修理後初めて公開する。
祭りの開催時間は10時~15時。宝物館の特別公開は両日9時30分~15時。入場無料。駐車場は山内各所に300台。