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久留米で「路上音楽祭」 出演者それぞれの思いを音楽に

西鉄久留米駅東口広場で演奏する「チータカ」の城戸千恵子さん(左)と高橋貴さん

西鉄久留米駅東口広場で演奏する「チータカ」の城戸千恵子さん(左)と高橋貴さん

 「くるめ路上音楽祭 Vol.28」が9月27日、西鉄久留米駅東口広場(久留米市天神町)で開かれた。主催は地元の音楽サークル「KANIKAPILA Music Club」。

西鉄久留米駅東口広場で歌声を披露するCHIKAさん

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 市民による音楽活動の発信の場を設け、まちなかのにぎわいづくりと世代を超えた交流につなげようと開く同イベント。久留米市市民活動・絆づくり推進事業として実施し、今回で28回目を迎えた。

 福岡市から参加した「チータカ」は、城戸千恵子さんと高橋貴(たかし)さんの名前にちなんで名付けたギター弾き語りのユニット。2人は1年半前に別の活動で知り合い、高橋さんが結成を呼びかけた。高橋さんは40年にわたり音楽活動を続けている。4年前に肺がんと診断され、音楽活動とギター演奏が治療に向き合う支えになったという。城戸さんは、参加者が演奏などを披露する「オープンマイク」への出演100回を目指しており、この日が88回目。「音楽を聴くみんなを元気にしたい」と話す。

 同じく福岡市から参加した「カンパチ21」は、かんちゃんとなおさんのユニット。この日が2人での初めてのセッションとなり、ベースを担当したなおさんは「特に緊張した」と振り返った。

 「BEANSハーモニカ」の宮川研一さんは、みやま市在住の公務員。職場が久留米市内にあることから同イベントを知り、今回で4回目の出演となった。演奏するのは、スティービー・ワンダーも使う「クロマチックハーモニカ」。知人に誘われ、ギターと合う音色に引かれて始めたという。使っている楽器の音域は4オクターブで、舌や息の使い方によって音色を変えられると説明する。

 主催者代表の大渕勝敏さんと副代表の今村貴幸さんによると、毎回30組以上の応募があり、音楽への熱意や日頃の取り組みを重視して出演者を選んでいる。幅広い年代が参加し、出演者同士の交流も広がっているという。

 出演後にはサインを書いてもらうことも恒例となっている。大渕さんの自宅には多くの色紙が飾られ、サインを考えることをきっかけに、プロを目指す意識が芽生える高校生もいるという。出演者の中には、現在プロのミュージシャンとして活動する人もいる。

 大渕さんによると、音楽祭は日曜市が開かれていた頃、日曜にシャッターが下りた商店街を盛り上げようと始まった。当初はバンドの一員として参加していたが、次第に運営の中心を担うようになった。2016(平成28)年の久留米シティプラザ開館時には「くるめジュニア音楽祭」も始め、若い世代の発表の場づくりにも取り組んでいる。