「くるめ音楽祭2026」の「アンサンブル・フェスティバル」が9月6日、石橋文化ホール(久留米市野中町)で開かれた。市内外で活動する21団体が出演し、大正琴やハーモニカ、バイオリン、フルート、ギター、オカリナ、管楽器などによる演奏を披露した。
主催は久留米文化振興会と久留米音楽協会。芸術文化の振興と地域文化の活性化を図ろうと、市民参加型の音楽祭として1988(昭和63)年から開き、今回で36回目を迎えた。今年は石橋文化センター開園70周年の節目にも当たる。同音楽祭はアンサンブル、吹奏楽、合唱の3部門で構成し、今回は計74団体、1400人以上が出演する。
出演者は、学校で音楽活動に取り組む中学生や高校生をはじめ、社会人、長年地域で活動を続けるシニアまで幅広い。久留米市内のほか、鳥栖、小郡、八女、大刀洗、みやま、大牟田など、筑後地域や近隣地域を拠点とする団体も参加した。
出演団体は筑後地区を中心に広く募集し、選考は行わず、応募した団体は原則として出演できる。プログラムは、各部門の出演団体数や編成、舞台転換などを考慮し、久留米音楽協会の専門委員や出演団体の代表者と調整して構成した。
初日は、「くるめ大正琴アンサンブル」「久留米ハーモニカフレンズ」「オカリナ八女風音」「Flute ensemble Caprice」「福岡ゲームミュージックアンサンブル」などが、それぞれの楽器の音色や調和を生かした演奏を披露した。
「アンサンブル enjoy」は、事前練習2回で本番に臨んだ。「明日から本番」と書かれたそろいのTシャツ姿で登場し、ぶっつけ本番に近い出演だったことが紹介されると、会場から笑いが起こった。「City Winds久留米市民吹奏楽団」もアンサンブルで出演。同団は同音楽祭に毎年出演するほか、依頼を受けて地域のイベントなどでも演奏している。
出演者は演奏だけでなく、受け付けや会場案内などの運営にも参加した。同施設企画広報課の長谷川悟一さんは「若い世代にとっては、学校卒業後も地域で音楽を続けられる場所や仲間がいることを知る機会になる。長く活動する団体にとっても、若い世代や新しい団体の演奏が刺激になる。出演者が運営にも関わり、地域の音楽活動が世代や地域を越えてつながることが『音楽のまち・久留米』につながっていくのでは」と話す。
同音楽祭では、9月13日に「吹奏楽祭」も開かれた。今後は同27日に「合唱祭」を同ホールで開く。両日とも10時開演。入場無料、要整理券。